2025.03.15
97号:街の不動産屋さん シリーズ8
「江戸川橋の地で受け継ぐ想い」を荒井取締役にお聞きしました。
「弥興(やこう)」という名前は、祖父の名前「弥助」から取っています。祖父はこの地で鉛版印刷の工場を営んでいました。のちに父がオフィスビルを建て、同時に不動産業を始めましたが早めにセミリタイアしたため、私が20代後半から会社を任されることになりました。以来、25年ほど経営を続けています。
弊社は不動産管理業を行っており、 現在は事務所ビルや商業施設の管理を手掛けています。規模を急拡大するのではなく、安定した経営を続けながら、少しずつ物件を増やしていく方針です。私自身がこの地域に根ざしているので、地域に合った適正な賃料設定を心掛けています。
地域に根ざした安心できる環境作りを目指す
イベントは参加人数も多い!
ゴルフもメンバーと大切な情報交換
宅建青年会には、各不動産会社のエース級の人たちが集まっています。みんな忙しいので、スケジュール調整やイベントの企画・運営はなかなか大変です。
私の役割は、いわば「WBCの監督」 のようなものと思っています。各チームのエースですから、無理をさせず、モチベーションを高めながら、力を発揮できる環境をつくることを意識しています。
私の仕事は基本的に一人で完結する同世代の経営者との交流を求めて青年会に入りました。最初は顔を出す程度でしたが、いつの間にか会長を任されることになり(笑)、今では青年会の活動が生活の一部になっています。
妻は臨床検査技師として働いているので、朝は私が4歳の息子を保育園に送り届けてから出社します。手をつないで歩くときのささやかな会話がとても楽しいです。 娘は小学6年生で、受験に向けて家族全員でサポートしています。
仕事も地域活動も家庭も、どれも欠かせないものですので、1日1日を大切にしています。
映画鑑賞ですね。昨年は映画館で361本観ました。1日1本以上を目標にしていましたが、わずかに届かず(笑)。また、青年会の会長になってからゴルフも始めました。最初の仕事が地区対抗ゴルフ大会への参加だったので、 慌てて練習しました。
『チャレンジャーズ』ですね。テニス選手とその奥さんの物語で、心理描写が見どころです。あとは『パスト・ライブス』も良かったですね。ミニシアター系の作品もよく観るので、興味のある方はぜひ。
私は生まれてからずっとこの地に住んでいます。小日向台町小学校、第五中学校を卒業しました。池袋や新宿にすぐ行ける利便性がありながら、落ち着いた住宅街でもあるのが魅力です。 大きく変わることなく、住みやすいまちであり続けてほしいですね。住民のためになるような発展なら大歓迎ですが、派手な再開発は望んでいません。 江戸川橋の良さは「謙虚さ」にあると思っています。
この地域の皆さんとともに、江戸川橋の魅力を守りながら発展させていきたいと願っています。