文豪の街・根津の郵便局として地域の商店街「八重垣謝恩会」と共に街のにぎわいに一役買っています

お世話になっている町会・商店街と協力して地域の活性化に貢献

 郵便局の特徴や、地域活動を教えてください

　文京根津郵便局は、根津１～２丁目、 千駄木２丁目、弥生２丁目、台東区池之端２～３丁目のお客さまを中心にご利用頂いております。不忍通りに面した「八重垣町会」の商店を中心とする商店街は「八重垣謝恩会」と言って、 文豪にちなんだウォークラリーや年末のイルミネーションなど、地域活性イベントに力を入れています。
　コロナ禍で活動自粛が続いていましたが、昨年のハロウィンでは、久しぶりに商店街のイベントが実施されました。 私はミニオンの仮装をして、子供たちにお菓子を配る係を担当したのですが当日は500個用意したお菓子が２時間でなくなる盛況ぶり。「自粛疲れ」 が続いていたので、久しぶりのイベントに子供達も嬉しかったのでしょう。地域の皆さまには大いに喜んで頂けました。

根津神社とタイアップしてオリジナルフレーム切手を作成したそうですね

 　根津神社の第50回『文京つつじまつり』開催に伴い、オリジナルフレーム切手「根津神社」を企画して、宮司さんにご相談したところ、とても喜んでくださり、全面的なご協力をいただきました。根津神社の美しい写真を使った限定1000部のフレーム切手は飛ぶように売れました。
　『文京つつじまつり』開催が51回目となる今年は「Tokyo Flower Greeting ～つつじの名所根津神社～」としてオリジナルフレーム切手500部を文京区、台東区および荒川区内の郵便局86局で限定販売しています。こちらは独自の企画ではなく、日本郵便株式会社東京支社による企画「オリジナルフレーム切手『Tokyo Flower Greeting』 シリーズの中の一つですが、こちらも大変好評です。

お仕事に対するモットーは？

前職はイベント会社勤務で、24歳の時に転職しました。当時はバブル経済。 世の中全体が元気で、今では考えられないような派手なイベントを手掛けていました。ところが昭和天皇崩御に伴い一転して自粛ムードに。今のコロナ自粛の比ではなく、お笑いすらも消え、イベントどころではない空気に。将来への不安を感じていたところ、会社の隣にあった郵便局長に中途採用試験があることを教えていただきました。
　無事に転職できましたが、１円でも合わないと総出で残業する金融機関のルールには驚きました。前職とのギャップを感じた経験を踏まえて「そもそも事故が起きないように仕組みを作る」という視点を持って局長業務をこなしています。