東大病院の中にある郵便局では一期一会をモットーに、真心をこめた笑顔の接客を心掛けています

オープンスペースでくつろげる雰囲気づくりを

こちらの郵便局の特徴は？

　やはり東京大学医学部付属病院（以下、東大病院）の中にあることですね。院内の通路と局内を仕切る扉がなく、オープンスペースになっているところも特徴です。管轄エリアは湯島４丁目、本郷７丁目、それから台東区池之端も入るのですが、ご近所にお住まいの方にふらっと立ち寄っていただくことはほとんどなく、ご利用いただいているのは、東大病院で働く皆さんや、入院中の方やお見舞いの方、外来でいらした患者さんがメインとなります。

街中の局とは雰囲気が違いますね

　病院の建替え前は小さなプレハブでしたが、今は木目調の温かい雰囲気で、ドアもないので解放感があります。場所柄、体調が万全ではない方もいらっしゃいます。そういう時は待ち時間もつらいものですから、局員がカウンターから出て、お客さまにご用件を伺うこともあります。また、手作りのディスプレイも自慢のひとつです。スタッフの創意工夫でイラストや季節感のあるアイテムを局内にディスプレイすることで、明るい雰囲気を作っています。

お仕事のやりがいは？

　学生時代は野球部に所属していたので、チームワークを大切にするように心掛けています。たまたまご縁があってこの仕事に就きましたが、人と人とのつながりを感じることができたり、みんなで助け合って仕事を進めていけるところに醍醐味を感じています。また、若い頃、今では考えられないようなミスをしたことがあり、若かった私には苦い経験となりましたが、失敗を通じて不注意がなくなり、仕事もきちんと遂行できるようになりました。失敗から学ぶことは本当に大きいと思います。

地域の皆さんにメッセージを

　場所柄、住民の皆さんと地域活動を通じた交流機会が少ないのが悩みです。顔なじみになることが難しい分、一期一会の気持ちで心を込めてお仕事をさせていただいてます。郵便局に関するネガティブなニュースでご心配をかけていることもありますが、わかりやすい説明を心掛けることで、ご理解いただけたときは嬉しいです。できることを精いっぱい取り組むことで、皆さまのお役に立ちたいと考えています。ご不明なことがありましたら気軽にご質問いただければと思います。