2020.09.20
70号:グルメ
昭和の頃から愛された「湯島らーめん」の川辺さんからお話を伺いました。
父は師範の資格を持っており、このビルの2階で教室を開いていました。 昨年亡くなるまで、お弟子さんと舞台に立っていました。私自身は仕事以外ではバイクに打ち込んでいるので、芸を受け継ぐ予定はないです。自分で組んだエンジンのバイクでドラッグレース(※1)に参戦して、2年連続優勝しました。
「湯島ラーメン」はあっさりした昔ながらのラーメンです。「天神ラーメン」や「白梅ラーメン」は、じっくり煮込んだチャーシューや、天満宮のシンボルにちなんだ梅干しなど、たくさんの具を盛り付けております。お好みでごまをすると、風味が増します。お子さんから年配の方までのことを考えて、胃もたれせずに食べられるように作っております。
コロナ禍が終息して、皆さんがワイワイ来てくれるのが一番嬉しいですね。 本当だったら今頃、オリンピックで外国の方や観光客で、賑わっていたのかも。その様子を見たいと思っています。 小さな頃から知っている近所の方や仲間が、お互いに様子を気にかけて店を訪ねあう。それがこの街の良さなので、そんな日が戻ってきて欲しいです。
※1ドラックレース︙1/4マイル(402・33m)をどれだけ速く走れるかを競うレース。