2024.11.17
95号:グルメ
真砂坂から本郷三丁目交差点「かねやす」の場所に移転された「丹波やながわ」の柳川さんからお話を伺いました。
焼きたてのどら焼きです。毎朝店内の工房で作って、開店と同時に販売しております。高級和菓子食材として使われる春日大納言小豆や鶏卵(どちらも丹波産)、兵庫県産の小麦など主な材料に「地場もの」を使っています。
丹波は豊かな里山の中にあるため年間の寒暖差が大きいので、農作物の質が良く、朝廷や幕府に献上された歴史があります。当店は丹波の気候風土に育まれた栗や黒豆・小豆などを使ったお菓子や加工品を販売しております。
弊社がある丹波市春日町は春日局の生誕の地で、文京区には春日局の菩提寺(麟祥院)があります。生誕の地と終焉の地をつなぎたい思いで、6 年前に春日通り沿い(本郷一丁目)に「丹波風土」の屋号で東京に進出しました。その後に移転を考えたところ、 かねやすビル所有者の兼康様とご縁を頂き、春日局没後400年の節目の年にこの場所でお店を構え、リニューアルを機に屋号を「丹波やながわ」に変更しました。
後で聞いた話ですが、兼康様のルーツは、室町時代に丹波に実在し、侍医として朝廷に仕えた丹波兼康が初代だそうです。春日局に丹波兼康、何とも運命的な結びつきにびっくりしております。
東京のお客様に、精いっぱい丹波の良さを伝えて参りたく思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。
「かねやす」あとの最高の立地
看板商品の「どら福」
お客様が入れ替わり立ち替わり