2023.11.19
89号:グルメ
湯島に近い上野2丁目仲町通りにある「鬼。太郎寿し」の松本さんからお話を伺いました。
有名な建物ではアクアラインや横浜銀行の本店の工事に携わっていましたが、 30 歳を機に先代(奥様のお父様)から引き継ぐ決意をして、この世界に入りました。180度違う分野だったので、初めの頃は一つひとつが勉強でした。また、調理師の資格を取る時も、当時は早朝までの営業だったので受験勉強との掛け持ちが大変でしたが、1度目で受かることができました。15 年近く前ですね。
将来についてはいろいろ考えますが、 まずはお店を守っていくことですね。
一般的かもしれないですが、マグロや白身、イクラにウニも入っていますので、紹介するのにいいかな、と。安定して美味しいものを出していきたいですね。 シャリに関しては、炊飯時に一等級の利尻昆布を使い、切る時にシャリ酢の中に天日干しの塩を入れています。 魚は豊洲市場で仕入れており、市場の人と「今はどこでどんな魚が獲れる?」などの情報交換をするために、少なくとも週1回は必ず顔を出します。
人気があるのはやっぱりマグロと穴子です。あとは小肌などの〆物で、 柚子をかませて香りを付けています。
秋から冬にかけては北海道産のいいブリが揚がっていると思います。珍味ならタラの白子あたりが美味しいです。お酒に関しては、冬になれば少し値段が高めかもしれませんが、季節限定の大吟醸のお酒も仕入れて提供しています。
仲町通りの繁華街で老舗の人気店
鮮度とシャリへのこだわり
ゆっくりとお寿司を楽しめる店内