まちグルメ alt

2022.07.17

創業70年以上の和菓子店に新風が!

御菓子処扇屋

四代目 岩下美月さん / 三代目 岩下洋一さん

81号:グルメ

東京大学赤門の目の前にある和菓子店「扇屋」の岩下さん親子から、お話を伺いました。

お店の歴史を教えてください。

 初代は長崎出身のカステラ職人で、 戦前は本郷消防署の前の通りで販売していました。戦後、この場所に移り、 昭和 25 (1950)年に今の和菓子屋を創業しました。当店で最も知られている「赤門もち(黒糖を使ったわらび餅)」は、1960年代に初代と二代目が共同で考案しました。
 地元の方や東大を訪れた方を中心に永年支えられてきましたが、最近では娘(美月さん)のSNSを見たお客様が、かなりの数でいらっしゃるので、 びっくりしています。

美月さん発案の「夏の香り」が評判だと伺いましたが

(ここから美月さんにバトンタッチ)
 去年から、季節限定で発売することになりました。マンゴーの浮島(蒸しカステラ)と、レモンを使ったきんとんの流し合わせで、爽やかで甘酸っぱいお菓子です。冷たくして食べると、更に美味しいですよ。このお菓子を知った友達がお店に来てくれることも増えました。和菓子の伝統を大切にしながらも、洋菓子のように身近に感じられる商品も考えていきたいです。

若くしてお店を継ごうと決意したのは、なぜですか?

 物心がついた時から考えていたと思います。また、お菓子作りのような細かい作業が好きで、手作りクッキーなどを友達に贈った時に、喜ぶ姿を見るのが大好きだったので、自然な流れで決めた事です。
 現在はどら焼きも作っているのですが、焼きたての皮は本当に香ばしくて美味しいです!いつかお客様の目の前で焼いて、そのままあんこを挟んで提供するプランを実現させたいです。

東大赤門前の老舗

美月さん考案の「夏の香り」

数多く陳列されている商品

御菓子処 扇屋
03-3811-1120
113-0034 東京都文京区本郷5-26-5
https://www.oogiya.co.jp/

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