2022.07.17
81号:グルメ
湯島天神下交差点にある「つる瀬」の田邊さんから、お話を伺いました。
最初は「尾張屋」として祖父が始めたのですが、祖父が北海道で雪原にたたずむ鶴を見て非常に感動したことから、現在の屋号になったと聞いております。昔は洋菓子も販売していましたが、一軒家からビルに建て替えてからは和菓子一本になりました。当店は僕でまだ三代目なのですが、湯島には明治や大正期から続いている老舗もあり、歴史を感じます。
手土産としても、特に好評を頂いている「豆大福」と「ふく梅」です。 「豆大福」は、創業当時から作っていましたが、餅米を2種類にブレンドしたことを除けば、当時の味をそのまま今に受け継いでいます。あんこは和菓子屋の命なので、材料と製法には特にこだわっております。
「ふく梅」は、湯島天満宮で開催された菅原道真公千百年大祭で献上した和菓子です。小さな梅干しが入っていますが、種の有無については発案の段階で意見が分かれました。種の中に天神様(種を割ると出てくる白い実) がいますので、天神様にちなんで種ありにしました。
やっぱりかき氷だと思います。最も好きなのは、母が試行錯誤した自家製シロップを使った杏のかき氷です。 甘酸っぱくて美味しいですよ。
最近、ソフトクリームを作る機械を購入しました。この新聞が発行される頃にはメニューにも復活(かなり昔に、ソフトクリームを販売していた)していると思いますので、よろしくお願いします。
お昼の時間帯には、お客様の行列が
つる瀬の一番人気
明るく落ち着きのある店内