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2024.03.17

地震から命を守ろう!電気火災防止!

90号:本郷消防署からのお知らせ

大地震は今日起きてもおかしくない!

先日、石川県能登地方にて最大震度7を観測した地震が発生し、多大な被害をもたらしました。1月1日からこんな災害が起こるなんて...と皆さん思われたと思います。東京においても、首都直下地震の発生や南海トラフ地震の被害が危惧されています。過去の災害からの教訓を生かし、いち早く自宅でできる対策をしましょう!地震による火災の過半数は電気関係の出火等が原因だといわれています。今回は地震による電気火災発生のケースとその防止策についてご紹介します。

地震による電気火災に注意
左の写真は地震後のキッチン周辺の被害状況です。写真内中心にはガスコンロ、その右奥には冷蔵庫があります。このような家屋の倒壊や家具の転倒は、ガス管や電気配線を破損し、火災に発展する可能性があります。また、地震による停電が復旧し、スイッチを切っていない、若しくは地震の揺れでスイッチが入ってしまった電気機器が通電状態となり、火災となることもあります。防止策としては高いところに物を置かない、若しくは連結金具や粘着マットなどを使用して転倒、落下防止対策をしましょう。地震を感知後、電気を遮断する感震ブレーカーも効果的です。

感震ブレーカーとは
上記でも触れましたが、感震ブレーカーについてご存じでしょうか?感震ブレーカーとは強い揺れを感知すると自動で電力を遮断し、通電回復時の電気火災を抑制する効果があり、不在時における電気火災やブレーカーの切り忘れなどを防止することができます。また、感震ブレーカーには大きく3つのタイプがあります。分電盤タイプは、感震精度が高く、作動の信頼性が高い。コンセントタイプは、対象とする電気機器を選択し、通信遮断できる。簡易タイプは、費用が比較的安価なものが多いなどの特性があります。用途に応じて、感震ブレーカーを設置し、電気火災を未然に防ぎましょう!

本郷消防署
文京区本郷7-1-11
TEL. 03-3815-0119
※電話番号のおかけ間違いにご注意ください。
URL:https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/hp-hongou/

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