リチウムイオン電池の危険性

87号：本郷消防署からのお知らせ

リチウムイオン電池が突然発火する事があることを知っていますか。スマートフォンやモバイルバッテリーなど身近なところで使われている物ですが、取り扱いによっては危険な側面もあります。実際にゴミ収集車内、カバンの中で急激に発熱し燃えるといった事故が、ここ10年間で約30倍に増加しています。今回はその原因と対策方法について説明していきます。

なぜ起きるの？　

外部から力が加わり、破損・変形することでショートを起こし発火するのが主な原因です。分別せずにそのまま捨ててしまったりするとこれを誘発し、火災を引き起こしてしまうのです。また、この現象以外でも直射日光に長時間当たっているとバッテリーが高温になり発火する危険があるため、これからの時期は保管状況にも注意が必要です！

適切な利用、分別を！

・各自治体で廃棄方法の注意喚起が行われているので、それに従い適切に処分する
・充電用端子が熱くなったり、異臭がしたら直ちに使用を中止する
・使用中や充電中は発熱することを認識し、放熱が妨げられる環境では使用しない

スマートフォンやモバイルバッテリーは日常生活において欠かせないものとなっていますが、一歩間違えれば事故の元にもなります。これら３点を守り、正しく活用していきましょう