2021.09.19
76号:まちラボプロジェクトレポート
まちラボプロジェクト演習担当教員 小西 孝典さん
〝芸術家〞と私たちのプロジェクトは様々なアーティストとともに美術館や藝大もある上野の近くにいながら、「〝芸術〞や〝アート〞と呼ばれるものから遠い距離にいる人たちに、より身近に感じて楽しんでもらえる事はできないか?」という問題解決をテーマに取り組んでいます。
〝芸術〞という言葉が皆さんにとってどのようなものなのでしょうか?
〝芸術家〞とか〝芸術作品〞というとすごく高尚なものだったり、美術館に飾られたお値段数百万円とかの有名な画家の作品だったり、ドレスやタキシードなどで演奏されるクラシックのコンサートであったり、そういったものがどうしても頭の中をよぎるのではないでしょうか?
皆さんにとって〝芸術〞は身近ですか?難しい質問ですね。なかなか、「はい、芸術が身近な存在です。」という人は少ないのではないでしょうか。そもそも、この質問に即答できるほど〝芸術〞を意識して生活していないのではないでしょうか?
でも探してみると意外と身の回りには〝芸術作品〞があふれているかもしれません。ちょっといいところで買ったカワイイお皿とかはもしかしたら誰かの作品かもしれません。素敵だなと思って飾っているCDのジャケットもイラストレーターの描き下ろした作品かもしれません。もちろん、そこに収録されている音楽だって立派な〝芸術〞です。
「身近なところにも芸術作品があるんだな」って気がつくところがあなたと〝芸術〞との第一歩です。それに気がついてたら「じゃぁ、自分たちでも芸術を作ってみよう」と動き出してみませんか?
昨年度は実際に学生主催でワークショップを開催し実際に作品を作る体験をしてもらいました。
小さな子供から大人の方まで楽しんで参加してもらったのがすごく印象的でした。どうでしょうか?自身の作品を作ったらもう〝芸術〞は身近な存在なのではないでしょうか?