根津教会
B-30
根津教会の礼拝堂(大正8年竣工)は関東大震災、東京大空襲という2つの災禍にも生き残り、文化庁登録有形文化財にもなっています。外観の特徴である先のとがったアーチ形の窓や外壁装飾は、はるか中世ヨーロッパのゴシック様式の流れを汲んだものです。工法の特徴としては、木骨の上から長い板を水平に打って外壁を造る工法が挙げられます。このため、米国の田舎町の教会によく似た雰囲気を醸していますが、それが妙に根津の街並みにも溶け込んでいます。
illustration by UENO Keita
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