まちの人 alt

2024.09.15

玉屋硝子工業株式会社 代表取締役 松田 一良さん

94号:会いたい!湯島本郷まちの人

町のガラス屋さんから、町を作り出す硝子施工会社に変化してきた3代目、松田一良さんにインタビューしました。

時代や環境の変化に対応しながら
お客さまが求める多様化するニーズに応える
「オンリーワン」の硝子施工会社を目指す

玉屋硝子工業は何の会社ですか?

祖父が文京区本駒込に「町のガラス屋さん」として1953年(昭和28年) 創業し昨年で70周年を迎えました。私は3代目です。
創業当時は割れガラスの修理の仕事が中心で「雨・風を防ぐ為にはその日のうちに直す」をモットーにやって来ました。今もモットーはかわりませんが、硝子施工会社として、新築マンションのサッシ・ガラス、環境に対応した「省エネ」・「騒音」・「防犯」などガラス、サッシまたデザインに拘ったガラスなど、お客様のニーズも時代とともに変わってきましたので、そのニーズに応えることが出来る会社に少しずつ変わってきました。

他社と比べての強みはなんですか?

まずは社内に設置された製品展示ショールーム「KOISHIKAWA BASE」です。これだけ様々なメーカーの製品が一度に見られる展示ショールームはここだけではないでしょうか。 取引会社のお客様はもちろんですが、同業者の方にも使っていただいています。 各メーカー様のガラスや内窓のサンプルやカタログなど多数ご用意し、ホームページやカタログだけでは中々わかりづらい製品の質感なども、見て触ってご確認いただいています。
次に、お客様の幅の広さです。一般家庭の窓ガラスの修理・サッシの補修から大手建設会社さまの新築マンション・商業施設・公共施設等々のガラス工事を請け負っています。

大変だった仕事はありますか?そんな時はどうやって乗り越えたのですか?

今は、マンションやビルの窓ガラスが大きくなっている為、高い場所への取付にはクレーンで吊り上げたり、また大きな1枚ガラスを使いたい等、様々なオーダーもあり、その都度いろいろと作業工程の検討をしないといけないので大変です。
東京ドームの回転扉のガラス修理もわが社でさせて頂いています。万一人が当たって割れたとしても飛散しずらい安全ガラス(合わせ硝子で12㎜)を使用しています。
硝子は割れやすい素材なので取り扱いも難しいです。まあ、割れないと仕事にならないんですが(笑)
色々な苦労もありますが、お客様や社員・協力会社の方の支えがあり、乗り越えてこられました。大変ありがたいです。あとは運が良かったのですかね。

展示ショールーム KOISHIKAWA BASE

様々なオーダーに対応

本栖湖で愛犬と趣味の「サップ」

ご自身のプロフィールを教えて下さい。

中学校から大学までバスケットボールをやっていました。当時、文京六中はバスケが強くて鍛えられました。いまでもその繋がりはあります。
大学を卒業してからは、すぐにこの会社に入社しました。よそに行ってくだらない事を覚えるくらいなら、他の社員たちと懸命に働けと父に言われ入社しました。その父が60歳の時に大病し、その時に30代で私が社長になりました。当時は父の代からの社員さん達に支えて頂きました。

ご趣味や好きな事、家族の事を教えて下さい。

妻と子ども3人と、愛犬のオーストラリアンラブラドゥードルの「ドゥー」です。
毎朝5時に起きてドゥーの散歩をしています。いつも会社から帰ると迎えに出てくれるので本当に可愛いです。長男は今、うちの会社で働いています。
趣味は「ゴルフ」や「旅行」などです。あとは、何か趣味が欲しいなと思い数年前から「サップ」を始めました。スポーツ店で「サップ」を見つけ店員さんにあれこれ聞いて始めました。今では本栖湖などへ、妻とドゥーと一緒に「サップ」をやりに行きます。楽しいですよ。

今後の抱負を教えて下さい。

一緒に働いてくれている社員の幸せが第一です。そのために、お客様・地域にしっかりとした評価を頂ける会社にしていきたいと思います。以前は雨風を防げれば良かったわけですが、今は硝子に求められるニーズが多様化しています。 そのニーズや時代に対応出来る「チカラ」のある会社にしていきたいです。

最後に小石川の魅力を教えて下さい。

どこ行くにしても便利ですね。こんなに便利な場所なのに、緑もあってとてもいい場所です。

玉屋硝子工業株式会社
〒110-0002
東京都文京区小石川3-36-13 TMビル2階
tel. 03-3811-6614
www.tamaya-g.co.jp/

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